
1952年製造 半回転式ローター自動巻機構でゼンマイが巻き上げられるとローターがロックされる他に類をみない独自の方式。
リューズは時計の裏側に付いている。 (しかもハック機構付)
左のインダイヤルはパワーリザーブ。当時で考えれば未来的なデザインだと思う。
前(2月25日)のインジケーターも半回転式だがその方式は違う。
当時アメリカでもそうとう人気があった時計の一つでカタログを見ると金張りで$99.50、14Kで$165した高級時計である。
インジケーター 1940年代製造

この時計は自分のコレクションで一番大事にしているもので、金額でいうと一番安いほうに入るが値段ではない。
このフォルムたまらくいいです。
手巻きの時計はどのメーカーも、その方式はほとんどかわらずパテックの96、インターの83、ジャガールクルト450で完成されているが自動巻きは各メーカーが巻き効率の良い時計を作ろうと色々な工夫をしていた。
当然パテックの27-460がグンを抜いてナンバーワンだが、ルクルトの半回転も巻効率が良く残時間40時間まで表示されていて、車を運転したり、少し歩くだけであっというまに40時間巻ける。
驚異のムーブメントだ。
当時は高級時計オーデマ、バセロンもルクルトのムーブを多数使用してパテックにならび世界3大時計といわれる。
カルティエに依頼され世界初の腕時計(サントス)を作り、レベルソを製作するなどある意味ナンバーワンのメーカーだが現在では大手企業に買収され、最近はやりのばかでかいケースになったりしてルクルトは元々世界最薄の時計を製作したりしていたころの腕時計作りから逸脱してぃる。(OK)
